ブルーベリーの種類

標高が800mに位置する長野県東御市は、朝夕の寒暖差や冬の低温など、気候が厳しい場所です。そんな場所で、寒さに強いノーザンハイブッシュ種を育てています。ノーザンハイブッシュは、皮が薄く、種も小さいので、食べた際の食感がとても良いと評価されています。ひだまり農園では、約20種類のブルーベリーを育てています。

より大きく甘い実に


ブルーベリーは大きくなる樹木です。大きく育つと樹高は2メートル以上にもなります。ただ、年がたった枝には大きな実がつかず、小さく酸っぱい実になりがちです。

そのため、毎年の剪定が重要になります。

ブルーベリーはきちんとした剪定をおこない、新しい枝に更新させることで、初めて大きくて甘い実をつけることができます。そのため、ひだまり農園のブルーベリーは、どの木もみんな樹高が低くなっています。

ひだまり農園では、夏が終わった秋に、その年メインだった木や枝をしっかり剪定することで、株元からでたシュートと呼ばれる木に更新をさせています。

さらに、春先に花がついた後、花の落とすことで、より大きな実に育てています。

花が沢山ついている方が、実が沢山付き、収穫量は増えるのですが、より大きく甘い実に育てるために、花の数を少なくします。そのため、たくさんの出荷が難しい場合があります。

ひだまり農園のブルーベリーは、直径20mm前後(1円玉サイズ)になるように育てています。一番大きくなる種類、500円玉を超えることもあります。なかなか見ることのない大きさのブルーベリーの食感と甘さをぜひ食べて体験してみてください。

ブルーベリーのイメージ

ブルーベリーは小さくて酸っぱいイメージがありませんか?ケーキのトッピングに使われたり、ジャムにしたりするイメージもありませんか? それは、ブルーベリーの特性のためなんです。

ブルーベリーは追熟しない

果物の中には、収穫してから日を追うごとにだんだん熟していくものがあります。 そういった果物とは違い、ブルーベリーは木の上で熟したものを収穫しない限り、追熟(あとから熟して甘くなる)ことはありません。更に、熟したブルーベリーは柔らかく潰れやすいので、完熟したブルーベリーが店頭に並ぶのは難しいんです。

美味しいブルーベリーを食べるには

完熟のおいしいブルーベリーを食べるには、木の上で完熟したブルーベリーを収穫し、それをすぐに食べる(摘み取り園で自分で収穫する)か、摘み取った完熟の実をすぐに発送してもらい、食べるしかないのです。残念ながら、お店で売っているブルーベリーは、どうしても酸っぱいものが多くなってしまうのが現状です。

更に完熟が見分けづらい

ブルーベリーの完熟って、どうやって見分けるか知っていますか?ブルーベリーは熟してくるとどんどん色が濃くなって来ます。色がつくのは頭の方からです。枝についている方、いわゆるおしりに色がつくのは最後です。さらにそのお尻に黒い丸がしっかりつくと完熟になります。種類によっては、完熟より少し前が美味しいものもありますが、基本はお尻に黒丸ができると、甘くて美味しいブルーベリーということになります。この見極めが結構難しいのです。お家でブルーベリーを育てている方も、熟していると思って収穫しても酸っぱいというのは、まだ熟しきっていない場合があります。

ブルーベリーが白い?

ブルーベリーには実ができて熟す間、表面にはブルームという白い粉がついています。このブルームは、実を守るためについていて、雨や汚れを弾く役割をしています。このブルームがついているのが、新鮮な証拠と言われています(ブルームは収穫してからどんどん取れていってしまいます)。お店で売っているブルーベリーを見慣れている方からすると、「なんか白い」「熟していない」「カビている」と勘違いしてしまうかたもいらっしゃいます。しかしそれは新鮮なブルームがついている証拠です。ぜひ、摘みたてのブルーベリーを食べてみてください。